もうちょっと もうちょっと
表紙のユーモラスさと色彩に惹かれて手に取った絵本。
おなかがすいたコブタが、りんごの木の下でりんごが落ちてくるのをいまかいまかとまっていた。
ずっとずっとまっていると、ついにりんごがポトーン。
「やったあ!!」
と、よろこんだのもつかのま。
りんごはコブタのはなにぶつかって、いわのあなのなかにコロコロコロ…。
コブタがいわのあなのなかに手をのばしてもとどかない。
サルもキツネ、いろんなどうぶつたちがやってきて
「もうちょっと もうちょっと……」
とがんばるけれど、なかなかとれない。
ゾウがいわのあなのなかにながいはなをいれると。。。
「もうちょっと…」がなかなか届かなくてみんなで応援したくなる。
最初はコブタと1つのりんご。
穴に落ちたりんごを取ろうとどうぶつたちが増えていくけれど、りんごは1つだけ。
だれがりんごを食べるのかしら?
なんて、語りかけながら読み聞かせをしても楽しいかも。
わたしには描かれているりんごがどうしてもハートに見えてしまうので、
最後の場面にホッコリとしてしまったのでした♡